洗練のその先へ。|BMW MINI John Cooper Works GP|AUTO STYLING SHOP dort

 

世界で3000台、国内導入はそのうち240台というミニ・ジョンクーパーワークスGP。 そんな幻のモデルを愛知「ドルト」がモディファイし、 レイズワールドツアーにてシェイクダウン。

 

ストイックなまでに磨かれた幻のミニをドルトはどう仕立てる?

 

ミニのホットモデルであるジョンクーパーワークス(JCW)のパフォーマンスをさらに高めたのが、このJCW GPだ。もともとは初代JCWに装着するキットとしてスタートしたGPは、第2世代でコンプリートカーへと発展。昨年11月にF56型JCWをベースしたコンプリートカーとして世界3000台限定で発売された。GPのロゴをあしらった大型スポイラーや、大胆なオーバーフェンダーなどの外観はもちろん、特筆すべきはその中身。2.0ℓターボはオリジナルの231psから306psへと引き上げられ、そのパワーをトルセン式LSDで余すことなく路面に伝える。極めつけにリアシートを取っ払うという、かなりスパルタンな仕様となっている。

今回、JCW GPを富士スピードウェイに持ち込んだのが愛知県の老舗プロショップ「ドルト」だ。はじめにモディファイの要である足まわりに、ビルシュタインB16をセレクト。このJCW GPはダンパー、スタビライザー、スプリングを専用に開発し、リアサスには一部ピロボールを採用するなど、洗練されたハンドリング性能が元来の持ち味。吉田代表のファーストインプレッションは「スポーティーな硬いアシということは変わらないけれど、より動くようになったね。コーナーの侵入が非常に楽」とのこと。そんな足元を支えるのがボルクレーシングZE40タイムアタックⅡ。応力分散に優れた10本スポークで306psというハイパワーを受け止めながら、ダイレクトな応答性に貢献する。

あらゆる速度域でオンザレール感覚を守るハンドリングは、ドルトの手によりさらなる高次元へとブラッシュアップされた。過激なルックスながら、洗練された操る楽しさを宿らせるJCW GPの本質を見抜き、的確に引き立たせるその手腕は、さすがというほかない。

 

ZE40タイムアタックⅡは、塗装後にマスキングをせずに他色を着色させるREDOT工法によりあしらわれたレッドラインと、 A.M.T.によるマシニング加工のストロボラインが特徴。

 

最高出力306ps、最大トルク450Nmを発揮する4気筒2.0ℓツインパワーターボ・エンジンを搭載。GPのロゴはここにも入る。

 

複雑な造形のリアウイングとエアロダイナミクスを意識した前後フェンダーが特徴的。エキゾーストは90φ×2というレイアウト。

 

ステアリングは試作品のアムザックス製スポーツステアリングに交換。Dシェイプを採用しており、スポーティーな雰囲気を高めてくれる。

 

ドライカーボン製シェルのレカロプロレーサーRSM2600A。多くの日本人プロレーサーが開発に参画したサーキットモデルだ。

 

SPECIFICATIONS
WHEEL
>>> RAYS>>Volk Racing ZE40 Time Attack II F&R:18×8.0J Finish:Matte Gun Black/REDOT(UR)
TIRE >>> MICHELIN>>Pilot Super Sport  F&R:225/35R18
SUSPENSION >>> BILSTEIN>>B16
INTERIOR >>> RECARO>>Pro Racer RSM 2600A, AMSECHS>>Sport Steering(Prototype), KARO>>Floor Mat

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掲載:eS4 No.89 2020年10月10日発売(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

<問い合わせ>

AUTO STYLING SHOP dort (オートスタイリングショップドルト) TEL:0586-76-9599 www.dort.jp

RAYS(レイズ) TEL:06-6787-0019 www.rayswheels.co.jp

PHOTO>>MOTOSUKE FUJII(藤井元輔/サルーテ)