ステルスカーボンの翼。|Lamborghini Urus|LAGAR CORPORATION

ウルスにマンソリーのワイドボディキット。 当代随一と呼べるこのコンボに、 さらに“ステルスカーボン”なる 新素材を組み合わせる。ここにだれの 追撃も許さない無双のSUVが完成した。

 

ウルスに乗るだけでは不満足。そんな御仁にとっておきの装飾品。

ランボルギーニ・ウルス。これって、ここ最近発売されたSUVの中では図抜けて存在感のあるモデルだ。従来の定義では、悪路を強引に走り抜ける4WDならではの安定性と、多少の石や木にも当たり負けしない頑丈なボディを持っていることがSUVの第一義であったはず。ところが21世紀に突入して以降、ここにオシャレなクーペ的スタイリングの洗練さだの、リビング同等の高級感だのがどんどんトッピングされていき、その頂(いただき)はかなり高いと思われたのも束の間、ウルスはそのポジションにいともあっさりと君臨し、下界を悠然と見下ろすようになる。

なぜならランボルギーニのネームバリュー、SUVならではの使い勝手の良さ、そして650ps/86・7kgf‐mのV8ツインターボエンジンが三位一体となれば、銀座でのお買い物から海ほたるへのクルージングまで、どんなシーンにも神対応。もはやセレブのガレージには必須の一台と言えるほどのステータスを持ち合わせるが、ここは日本の首都・東京。ウルス同士がすれ違う確率がかなり高めの街なのだ。となると、モディファイという名のコスメでおめかしをし、素のウルスのマウントをとる猛者が出てきたとしても何の不思議もありゃしない。そして、その猛者たちのムチャぶりに応えてくれるのが、マンソリーのボディキットだ。マンソリーといえば、ヨーロッパ発祥の高級車ブランドをターゲットに、完全自社設計 &生産のドライカーボンパーツを用いて、世界でもっとも贅沢なコンプリートカーを作り上げるブランドである。

ウルスに用意されたキットはフロントバンパー/サイドスカート/リアバンパー/オーバーフェンダーに専用エキゾーストシステム+テールパイプが加わるⅠと、テールパイプのみのⅡがある。リアバンパーの形状はⅠとⅡのどちらを選ぶかで異なるが、今回選ばれたのはⅠのほう。センターに逆三角形で陣取るテールパイプが備わるのは、Ⅰだけの特権。アヴェンタドールを彷彿させる意匠をナチュラルに取り入れるという意味でも、Ⅰにありがたみを強く感じる。

さてワイドボディとはいえ、その出幅にわかりやすい“押しの強さ”は微塵もない。そもそもウルスは、純正の状態であっても色と形状でフェンダーをアピールしている。だからこそオーナーは逆にボディ同色とし、純正以上の出幅があるにもかかわらず、後付け感を払拭する策をとった。実はこれが前後バンパーやサイドスカート、リアスポイラーなどに忍ばせたカーボンの表情をより引き立てるのに、有効な手段となっているのは一目瞭然だ。

しかもこのカーボンの柄、ズームアップして見ると定番の細かい綾織りでもなければ、マンソリーが得意とする大柄な綾織りでもない。日本総代理店であるラガーコーポレションによると、これはオプション設定のステルスカーボンなる商品で、アメリカのステルス戦闘機(ナイトホーク)のデルタ翼を想起させる三角形のパターンで織られているのだ。つまりだ、装着されたキットは単なる市販品ではない特注の一品であり、その手間とコスト、両方を存分に使ったことをどこまでもさりげなく主張しているとは、オーナーの美意識ここに極まれり!  なお、特注のお値段は定価の30%アップとのこと。このくらいの“はしたがね”をポンと払えなければ、マンソリーウルスに乗る資格はない。

ボディ同色を施し、後付け感を薄くしたオーバーフェンダー。とはいえ、その存在感はウルスの格上げに大いに貢献。

マンソリーではウルス専用のホイールも用意。YN.5は24×10.0/12.5の特大サイズで、ヴェレデステインのウルトラックヴォルティ(295/30、355/25)とのコンビで650psの怪力を地面に伝える役割を果たす。

ビビるほどのタテスジが入るリアディフューザーに、後続車たちはおののく。ちなみにボディを引き締めるオレンジストライプは、海外のデモカーにインスパイアされたオーナーのリクエストによるもの。描く位置を何度も修正し、ベストなバランスで配されたという。

ドアミラーハウジングやフロントフェンダーパネルもステルスカーボンのヴェールに包まれる。

テールゲートスポイラーも装着。小ぶりだが、鮮烈な残像を残す。

ランボルギーニ ウルス2020年式|ホイール:マンソリー・YN.5(F:24×10.0 R:24×12.0)|タイヤ: Vredestein Ultrac Vorti(F:295/30R24 R:355/25R24)|足まわり: iiD・ロワーリングキット|ブレーキ:ボンドボディ・キャリパーペイント|ボディパーツ:マンソリー・ワイドボディキットⅠステルスカーボン、リアルーフスポイラーステルスカーボン、リアスポイラーステルスカーボン、ドアミラーハウジングステルスカーボン

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掲載:Premium SUV Stylebook.2021 2021年3月31日発売(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo_山本佳吾 YAMAMOTO KEIGO

text_佐藤アキオ SATO AKIO/rsf