機能、造形、プライス、差別化、すべてに満足。|TITAN7 T-S5

 

19インチ標準のM2コンペに18インチを履かせる必然。

 

例えば陸上界を席巻したナイキ・ヴェイパーフライのように、シューズとして最大限の機能を果たしつつ、それでいてファッショナブルでもある商品。もしその両立をホイールに求めるのなら、タイタン7(セブン)などいかがだろうか? 製法は軽さと剛性、どちらも持ち合わせた鍛造によるもの。だから、機械を操り走るための道具として BMWを選んだオーナーであれば、これほど相応しいホイールはない。

タイタン7をジャンルで括るならば、アメ鍛のラベルがしっくりくる。鍛造製法で作られたインゴットを、マシンでホイールのカタチに削ることで完成に至るアメ鍛は、一般的な鍛造では再現できないデザインの精密さと自由なサイズ設定という2つのメリットから、ここ最近のホイールトレンドを力強く牽引。ということは、流行に寄り添う意味でもハズしてはならない要素を含んでいると断言できる。

そして実は、タイタン7にはとっておきの秘密がある。コスパが抜群によいのだ。一般的なアメ鍛ホイールは何から何までオーダーメイドで作られるため、3ケタ万円のプライズタグも決して珍しくないほどに高額だ。ところがタイタン7は、その半分以下の出費で済む。そのカラクリは、サイズを固定にしているからだ。

つまり、鍛造のインゴットを削って作るアメ鍛であることに変わりはないが、装着予定車種のインセットを計測し尽くし、適切なサイズを決定。これにより注文ごとにマシンのデータを書き換える必要がなくなり、ひいては大幅なコストダウンを実現したという。削り鍛造ホイールならではのデザインの新鮮さ、キレ味鋭いディテールのエッジなどはそのままに、適切なサイズ感でコストも抑えられる。ここまで条件がそろえば、もうタイタン7を意識しないワケにはいきそうもない。

当然メーカー側も自社のストロングポイントを心得ていて、スポーツモデルのラインナップに特に力点を置いている。BMWで言うならば、E46/M3から最新のF80/M3、F82/M4まで、鍛造ホイールを必要するであろう車種への準備はすでに完了しているようだ。

ではここで、そんなタイタン7を使った、上級アレンジテクをお見せしよう。題材に選んだのはF87/M2コンペティション。言わずと知れた現行M2の最新仕様だ。タイタン7のホームページにアクセスすると、M2の推奨サイズは18×9・5+35で、M2コンペティションのそれは19×9・5+27と19×10・5+44と、M2コンペティションのほうがブレーキの大型化により、サイズが1インチ大きくなっている。ところがこちらのM2コンペティションはメーカー推奨サイズを素直に選ばず、M4のリアホイール用に作られた1インチダウンの18×10・5+34を履かせていた。

なぜなら、18インチのほうが根本的に速く走れるのと、タイヤの選択肢が増えるからにほかならない。つまりオーナーは、サーキットでのタイムアタックもこなすほど走ることに傾倒しており、ホイールの交換が機能の向上に直結しなくてはならなかったのだ。それはタイヤにアドバンのA050を、18インチに装着可能なφ380㎜ローターでありながら、純正装着のφ400㎜ローター以上の制動力を持つエンドレスのモノブロック6ポットにブレーキを交換した事実からも裏付けられる。

こうした本格派の要望にも応えられる鍛造ホイール、それがタイタン7の真の価値だ。

 

MTCデザインのFスポイラーを下部に加え、迫力あるフェイスに。4本出しマフラーを囲むディフューザーもMTCデザイン製とした。ヌケとサウンドのよさ。その両立を果たすアイゼンマンのマフラー。車高調はエンドレス別注となるAPガレージスペック3ウェイを装着。フロントブレーキはエンドレスの6ポット+380mmローターに交換。

BMW M2コンペティション|ホイール:タイタン7・T-S5(F&R:18×10.5)|タイヤ:ヨコハマ・アドバンA050(F&R:265/35R18)|足まわり:エンドレス・APガレージスペック|ブレーキ:エンドレス・モノブロックAPガレージスペック|吸排気:アイゼンマン・レース|ボディパーツ:MTCデザイン・フロントリップスポイラー/リアディフューザー|問い合わせ/APガレージ ☎06-4862-7775 www.apgaragejp.com

 

自分だけの駆けぬける歓びが見つかる! BMW最新トレンド完全ガイド!
BMW STYLEBOOK.

価格:2000円(税込)
お買い求めは全国の書店、Amazonにて!

 

問い合わせ/オザワリポート ☎082-961-3984 www.ozawareport.com

掲載:BMW STYLEBOOK. 2020年12月7日発売(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo_浦野浩之 URANO HIROYUKI

text_佐藤アキオ SATO AKIO/rsf